mRNAワクチンとは何か?:モデルナ ワクチンを2回接種して体験したこと

Technology ヘルスケア・医療

昨年7月ごろの国立感染症研究所のHPによると、mRNAワクチンは以下のように解説されています。

現在, 開発が進んでいるmRNAワクチンは, 脂質ナノ粒子などのキャリア分子に抗原タンパク質をコードするmRNAを封入した注射剤である。注射されたmRNAが局所の宿主細胞内に取り込まれ, 翻訳されることにより, 抗原タンパク質が産生され, 抗原特異的免疫応答が起こる

新型コロナウイルスワクチンの国内導入にあたって―mRNAワクチンとウイルスベクターワクチンの基本(国立感染症研究所)

ちょっと分かりづらいので、自分でも調べつつ、もう少し簡単な説明をしようと思います。

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通常の流れ:DNA→mRNA→タンパク質

DNAからmRNAを介してタンパク質が作られるイメージ

通常の体内で行われているのは、「DNA→mRNA→タンパク質」というプロセスです。

DNAには、「皮膚を作りなさい」「目を作りなさい」などといった情報が含まれており、体を作るための情報をmRNAが転写することで、必要なタンパク質が作られる。それが新たな組織だったり、酵素だったり、いろいろなタンパク質の形をとる。というのが、ブログ主のざっくりな理解です。

mRNAは、体の中ですぐに分解されるため、mRNAが沢山出来て体がおかしくなる、ということは無いのです。

もし、mRNAによって遺伝子が書き換えられてしまうとしたら、目のところに皮膚が出来てしまうようなバグが体の中に起きてもおかしくないですが、通常そうはなりません。

この辺りの、分かりやすい説明が、NHK高校講座にありました。

NHK高校講座:第14回セントラルドグマ

まずは、いったん遺伝子が読み取られてRNAが作られる。RNAが作られると、今度はRNAを設計図にして、それを読み取ってタンパク質が作られる。こういう流れになっています。だから『遺伝子 → RNA → タンパク質』という順番になっているんです。

ワクチンの流れ:mRNA→タンパク質

mRNAが直接やってきて、タンパク質を作らせるイメージ

mRNAワクチンは、「このタンパク質を作りなさい」という情報を持ったmRNAを直接細胞に届けることで、特定のタンパク質を体に作らせます。

これが、新型コロナウイルスに特有のスパイクタンパクと同じもの(抗原タンパク質)になるので、免疫が「おや、こいつは対処しないといけないぞ」と働きます。

2回接種することで、新型コロナウイルスに対する免疫を強化するのがmRNAワクチンのおおまかな仕組みです。

川口さんのまとめが、とても分かり易かったので、紹介します。

DNAは図書館みたいなもので、タンパク質を製造する場所にタンパク質の設計図を運ばなきゃいけない。この運ぶ係がメッセンジャーRNA。メッセンジャーRNAにコロナの表面を作る設計図を持たせたのがコロナワクチン。

(中略)

ウイルスの皮だけ作ることで、人間に抗体を作る時間を与えようというのが今回のワクチン。ウイルスと戦う薬を打っているのではない。戦う薬を作るのは自分の体。がんばれ自分。

メリットは大きいけど、リスクがゼロではない

ニュースで医療従事者のインタビューを見る限り、新型コロナワクチンを接種した方の中で重症化した方はほぼいないようです。なので、早くに接種するのがベストだと思います。

一方で、ワクチン接種による長期的なリスクは全く無い訳ではないのも事実です。

国立感染症研究所が2021年7月に最新の情報(COVID-19ワクチンに関する提言(第3版))をまとめています。

これによれば、分かっている範囲で以下の有害事象のリスクがあるそうです。

  • ①関節痛・疲労・発熱:特に2回目接種後の反応が強い
  • ②アナフィラキシーショック:ポリエチレングリコールに反応するもの
  • ③心筋炎・心筋症
  • ④長期的な有害事象(まだわからない)

これ以外にも、ワクチン起因と思われる血栓症が稀に確認されているようですが、新型コロナウイルスに感染した方が、血栓症のリスクはむしろ高いそうなので、どちらを取るかという話になると思います。

ワクチン接種後に血栓症が起きると聞いたのですが大丈夫でしょうか。(厚生労働省HP)

ブログ主自身の接種体験

2回目はもう手慣れ感

私自身は、このブログを書く二日前にモデルナ ワクチンの2回目を接種しました。

医師による簡単な問診の後に、看護師による注射が行われました。問診も注射も流れ作業でスピーディーに行われたので、ほとんど待つことはありませんでした。

15分経過して特に何も問題がなければ、そのまま帰ることができます。

接種前に行われる問診票では、ワクチン接種に関連する有害事象に沿った質問を聞かれるので、少しでも不安があれば聞いておくと良いと思います。(基礎疾患があったり、血小板減少症・凝固障害がある、免疫異常がある、予防接種で急性のアレルギー症状が出たなど。)

私は、日本脳炎ワクチンで過去に急性症状が出たので、問診の際に医師にそのことを伝えたのですが、「15分経過して問題なければ大丈夫でしょう」とのことでした。実際、15分後もそれ以降も大きな症状はありませんでした。

もし、何かその場で急性の症状が出た場合にも、医療従事者が沢山いるはずなので、何かあったら遠慮なく申し出るのが良いと思います。(こういう場合の対処には慣れているはずです)

1回目の方が腕の痛みは強かった(あくまで個人の体験です)

1回目の際は、肩まで上げるのが億劫になるくらい腕が痛くなりましたが、2回目は腕の痛みは1回目ほどはありませんでした。その代わり、1日中発熱(最大37.9度)があり、しんどかったです。副反応も人それぞれのため、金曜日に接種して、土日で副反応から回復するのがベストかなと思います。

解熱剤は、カロナールが良いと言われますが、それに準ずるタイレノールは薬局にはなく、ロキソニン、バファリン、イヴを準備しました。結局、普段飲んでいたイヴにお世話になりました。また、OS-1とポカリスウェットとゼリーを束で買って準備しました。買っといてよかった。

最近だと、Amazonでもポカリスウェットなどが定期購入できるので、活用すると良いと思います!

以上になります。今後ワクチンを受ける際の参考になれば幸いです。