元人事が書くITエンジニアの採用と転職:100日後に退職する47歳を参考に

生き方 転職

最近100日後に退職する47歳という漫画がTwitter・IT界隈で流行っています。

自分が勤めたことのある会社は30人弱なので、この会社より更に少人数で回っていましたが、なかなか良いエンジニアがアサインできない大変さは共感するところが多いです。

特に、エンジニアをアサインする場面、最近流れているエンジニア転職の場面は、いくつか書けることがあるかも知れないので、まとめてみます。

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採用側から見たエンジニアアサインの大変さ

プロジェクトが始まる前に、どれくらいの人数のエンジニアが必要で、どれくらい工数がかかりそうかの算段をつける必要があります。(参考:17日目)

前職で採用担当だった私は、プロジェクトが始まる2週間前後の間に数名エンジニアをアサインすることになりました。

この場合、採用までの日取りが短いので、短期契約でエンジニアをアサインすることになります。

IT専門人材を紹介する、株式会社サーキュレーションのオウンドメディアの記事が参考になります。

紹介されている中では、Lさんが一番対応が早く、紹介も手際良かった印象です。ただ、上記のリンクで紹介されている会社は、どちらもアグレッシブにエンジニアの紹介事業に取り組んでいます。

ただ、どんなに早く対応していただいても、候補者の紹介→候補者選定→面接日程の調整→面接→合否結果の決定→プロジェクトアサイン日確定、というプロセスを考えると、1ヶ月でもかなり厳しいスケジュール感です。アサインだって大変なんだよ。

人をアサインするだけでなく、その為のPCのセットアップやアカウント準備などもしないといけません。

また、PG、PL、PMとエンジニアそれぞれにも役割があり、今足りてないのが手を動かす人なのか、それともプロジェクト全体をまとめる人なのか、という認識のすり合わせも事前に社内で必要です。何人月アサインできるかは予算によっても決まってきます。

今回の漫画の場合だと、手を動かす人も足りていないですが、プロジェクトの進捗管理をできる人も足りてないなと思いました。ある方が、「PMは一つの職能だから、出来る人は限られている」とおっしゃっていました。

手を動かせるから、チームビルディングが出来たり、プロジェクト管理ができるとは限らないのです。

ITエンジニアの採用の大変さは、こちらも読んでみてください。

転職の決め手は「一緒に働きたい」と思えるか

エンジニア35年限界説や、45歳定年説など、年齢によって足切りされるような風潮が最近ありますが、実際、前職でも年齢を考慮に入れることはありました。

年齢が今いるチームメンバーと離れてしまうと、コミュニケーションに齟齬が生まれやすくなったり、モチベーションのずれを感じるかも知れないからです。

ベンチャー企業だと特に、若い人を集めたいというところが多いように思います。これはエンジニアに限らず、他の職種も同じような傾向にあると思います。

ただ、年齢や紹介企業に限らず、候補者のプロフィールを見る際はだいたい数秒〜長くて数分程度でザッピングして、頭の中では「あるか」「なしか」の合否を決めてしまいます。

また、漫画の著者さんは、エージェントを活用して転職活動をされていますが、ITに詳しいエージェントは数少ないです。かなり勉強されている方もいらっしゃいますが、エンジニアほどではありません。

最終的には、「この人と一緒に働きたいな」と思ってもらえることが一番転職が成功するきっかけになるので、そういうツテを出来る限り普段から築いておく、また面接でもそのあたりをアピールするということが大事かなと思います。

また、ご自身の経験がたくさんありすぎてまとまらない、という方は、スキルシートをまとめてみると良いでしょう。

実際、私自身も、エンジニアの採用の際に、このような経験プロジェクトの一覧を何十・何百と見てきました。その中で、「この人は手を動かせる人なのか」「それともPMよりなのか」「チームに入ってうまくいきそうか」といったことをシートを拝見して確認してきました。

スキルシートの棚卸し時に、自分はどこで結果が出せそうかを把握しましょう。面接や書類選考の中で肌感の良い会社を頭の中でイメージしておくと良いと思います。

漫画はまだ、完結はしていませんが(現在76日目)、何が決め手になるか分かりません。自分の長所と短所を冷静に見極めていきましょう。そして、時には戦略的に応募企業を変えてみるのも、成功のきっかけになると思います。

頑張って!47歳さん!!